考古用語辞典 A-Words

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要塞都市ベニ・ハマッド(アルジェリア世界遺産) 2009年4月1日更新

要塞都市ベニ・ハマッド(アルジェリア世界遺産)

【和:ようさいとしベ二・ハマッド
【中:
面白テーマ|世界遺産|>要塞都市ベニ・ハマッド(アルジェリア世界遺産)

標高約1000m、マディド山南斜面の高原にあるベニ・ハマッドは、東アルジェリアを支配したハマッド朝の首都として1007年に建設された。織物などの手工業の発達や、キャラバン(隊商)による盛んな交易により急速に発展し、11世紀初頭のアラブ世界を代表する商業都市になった。彩釉タイルやスタラクタイト(鍾乳石飾り)を用いた見事な宮殿や、全長7kmにおよぶ城壁、アルジェリアでニ番目の大きさを誇る大モスクなどが、当時の繁栄を物語っている.
その栄華は短かった.建設後100年も経たない11性紀末には、アラブ遊牧民の攻撃を恐れ、住民の多くが町をすてた。1148年にはシチリアのノルマン人の襲撃を受け、さらに1152年、のちにマグレブー帯を席巻したムワッヒド朝に征服され、短い歴史の幕を閉じることとなった。出所:世界遺産の旅
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