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エル・ジェムの円形闘技場(チュニジア世界遺産) 2009年4月2日更新

エル・ジェムの円形闘技場(チュニジア世界遺産)

【和:エル・ジェムのえんけいとうぎじょう
【中:
面白テーマ|世界遺産|>エル・ジェムの円形闘技場(チュニジア世界遺産)

 チュニジアにはローマ帝国が建造した、25の円形闘技場が残っており、その最大のものがエル・ジェムにある。3万5000人の観客が収容でき、世界でもローマ、ヴェローナに次く3番目の大きさだ。それまでの斜面を利用した闘技場でなく、平地に建てられた斬新な闘持場である。外周は3段の美しいアーチで囲まれており、当時の建築水準の高さがうかがえる。建設されたのは230年。しか、ローマ軍撒道後は、ほとんど放置されていたため、もとの姿を残している。アリーナの床部分が消失しているローマのコロッセオよりは、数段良好な保存扶態といえる。壊れている部分は、1695年、反乱を起こしてここに立てこもったベルベル人に対して、オスマン・トルコ軍が攻撃、破壊したものである。
 かつてのエル・ジェムは、縁の生い茂る豊かな町だったが、国土の砂漠化によって、現在は荒野の中にある。その中心に残る円形闘技場だけが、歴史の証人といえる。出所:世界遺産の旅
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