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「黄金の都」トンブクトゥ(マリ世界遺産) 2009年4月3日更新
【和:「おうごんのみやこ」トンブクトゥ】 |
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サハラ政府南の終点であり、ニジェール川岸に位置した(現在は川から11km内陸にある)トンブクトゥ。14~16世紀、ラクダと船の主要な交易手段の中継地という地理的重要性によって、サハラ政府砂漠でとれる岩塩と、ニジェール川上流の金の交易の中継地として、大いに栄えた。マリ帝国はこの交易を基礎に繁栄を築き、「黄金帝国]の名前をほしいままにする。その後、ソンガイ帝国時代には交易都市としてばかりでなく、宗数や学問の中心地としても栄えたが、1591年のモロッコ軍の攻撃を機に崩壊。町は衰退の一途をたどることになる。
その現実とは対照的に、19世紀になると「幻の黄金都市」の名に魅せられたフランスのルネ・カイエらヨーロッパの探検家たちが、次々とトンブクトゥをめざすようになる。しかし、苦難の末に彼らが到達したとき、華やかなりし時代の面影はなく、そこにはサハラの砂に覆われた、泥の集落が横たわるのみであった。砂漠に侵されつつある危機は現在も進行形で、トンブクトゥは1990年に危機に瀕する世界遺産に登録された。
町には、かつての姿を現在に伝える3つのモスクがある。14世紀初めに基礎部分かつくられ、町のシンボルである大モスクのジンガリベリ・モスクと、イスラム神学や法律、語学などを研究する大学としての役割をもっていたサンコレ・モスク、そして1400年頃に建てられたシディ・ヤヒヤ・モスクである。町のすぐ北側にはサハラ砂漠が追っており、サハラ砂漠のオアシスを中心に遊牧するトゥアレグ族の姿や集落が見られる。出所:世界遺産の旅
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