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モーリタニア内陸部古代集落(モーリタニア世界遺産) 2009年4月3日更新
【和:モーリタニアないりくぶのこだいしゅうらく】 |
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11~12世紀にかけて、北アフリカとサハラ砂漠以南を結ぶ大交易路が発展し、モロッコからは主に塩や装身具、マリやガーナからは黄金や象牙、奴隷が運ばれた。その中継都市として栄えたのが、内陸に点在する4つの隊商都市ウワダン、シンゲッティー、ティシット、 ウワラタである。なかでもシンゲッティー王国の都であったシンゲッティーは、イスラムの第7の聖地でもあり、モーリタニアやモロッコからメッカ巡礼の旅への集結地にもなっていた.
これらの隊商都市の特徴は、石壁などで囲まれた旧市街「クスール」にある.クスールは、モスクを中心に、中庭とテラスを備えた家と細い路地によって成り立ち、オアシス都市特有の集落を形成している。古い家のドアや窓の周りには、唐草模様の装飾が施され、家屋の内部も美しく塗装されている.なかでも、13世紀よりトンブクトゥヘと向かう中継地として使われた、 ウワラ夕のクスールの家屋は特徴的で、その模様は地中海またはイエメンの影響を受けているとみられるしかし、時代の流れには逆らえず、隊商路の変更や隊商自体の縮小につれて、これらの交易都市は衰退していった。サハラの砂に埋もれ、砂漠化の一途をたどるほかの町に比べると、当時の繁栄ぶりがうかがえることから、先にあげた4つの隊商都市が世界遺産に登録された。
出所:世界遺産の旅
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