考古用語辞典 A-Words

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ガーナギニア湾沿要塞群(ガーナ世界遺産) 2009年4月4日更新

ガーナギニア湾沿要塞群(ガーナ世界遺産)

【和:ガーナのギニアわんそいのようさいぐん
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ガーナギニア湾沿要塞群(ガーナ世界遺産)

ガーナは独立以前、金の産地であったことから、「黄金海岸」と呼ばれていた。ギニア湾岸沿いに、金をはじめ、象牙や香辛料、アラビアゴム、ヤシ油などをヨーロッパに運ぶための交易所を兼ねた要塞が、1482年以来ヨーロッパ人たちによって60近くも建設された。金の産出量が落ちてくると、次第にそこは奴隷貿易の場となっていった。
現存するなかで最も代表的なものは、エルミナとケープ・コーストの要塞であろう。最古のエルミナのセント・ジョーン要塞は、この地域に最初に渡ってきたポルトガル人によって建てられ、当時は「ソ・ジャオ・デ・ミナ」と呼ばれていた。その後、イギリスやオランダなどのヨーロッパ人がアクラ、セニヤ、ケタ、アクシム、シャマ、セコンディ、アノマブ、モリといった所に交易所を築いたが、立地条件の良し悪しにより、所有国は幾度も変わった。
現在、ゲストハウスや灯台として利用されているものもあるが、ほとんどの要塞は見学可能である。なかでもケープ・コーストの要塞は、博物館になっており、奴隷貿易や黒人解放に関する展示が充実している。出所:世界遺産の旅
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