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アシャンティ族伝統的建造物群(ガーナ世界遺産) 2009年4月4日更新
【和:アシャンティぞくのでんとうてきけんぞうぶつぐん】 |
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ガーナの誇り高き部族アシャンティ族は、かつて森林地帯にいくつかの弱小国家に分散し、おもにカカオや木材の生産に従事していた。しかし17世紀末にオセイ・トゥトゥがクマシ国王に即位し、王や祖先霊を象徴する「黄金の床几」を、シンボルとして弱小国家群を統合し、連合王国をつくるに至った。さらに19世紀になると、金と奴隷を送り銃を得る交易を独占.勢力範囲を現在のコートジボワールからトーゴに至るまで拡大し、大いなる繁栄を手にした。今もアシャンティ族はガーナ第2の都市、クマシを中心に12の村々に居住しており、ケンテと呼ばれるカラフルな織物や、豊穣を象徴する人形「アシャンティ・ドール」に代表される木彫刻などの工芸技術、華麗な祭りなどでも知られている。
アシャンティ族は、「ニャメ」を最高神とする独特の宗教を持っている。キリスト教宣教師からは、「呪術の家」と呼ばれた神殿には、動物や植物などの、さまざまなモチーフのレリーフ装飾が施され、アシャンティ文化を今に伝える貴重な建築遺産、宗教遺産となっている。これらの神殿はクマシ北西の村々に残っているが、その技術を継承する者がいないため、朽ち果て風化するままになりつつある。出所:世界遺産の旅
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