考古用語辞典 A-Words

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アボメイ王宮(ベナン世界遺産) 2009年4月4日更新

アボメイ王宮(ベナン世界遺産)

【和:アボメイのおうきゅう
【中:
面白テーマ|世界遺産|>アボメイ王宮(ベナン世界遺産)

アポメイは、ベナン南部のフォン族の王国首都があった所,その歴史は17世紀前半にさかのぼる。ギニア湾岸に近いアラーダ王国で王位争奪で敗れたド・アクリン王子が、この地にアボメイ王国を建設し、のちにダホメー王国になった。強大な支配力をもつ絶対君主12人の王のもとで、軍事国家として200年以上存続した。1894年にフランスの植民地となり、1960年に独立した。
ダホメー王国は奴隷貿易で栄えた国である。王は絶対的な権力を持ち、国内に対しては徹底した恐怖政治を行い、近隣諸国には軍事力で侵略し、収隷を獲得、奴隷商人に売りさばくことで富と力を維持した。コートジボワールを「象牙海岸」、ガーナを「黄金海岸」とかつて呼んだように、このあたりが「奴隷海岸」と呼ばれた所以である。王宮は、それぞれの王がそれぞれの館を建てたため、敷地面積40万㎡、宮殿数12という壮大なものとなったが、この地域に猛威をふるった幾度かの竜巻のため、大きな被害を受けた。現在、完全な形で残っているケゾー王とグレレ王の2つの宮殿は、博物館となっている。王たちが白らのシンボルとしてつくらせた、ライオンのレリーフや王冠などが展示されており、かつての栄華やフォン族の伝統を見ることができる。出所:世界遺産の旅
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