考古用語辞典 A-Words

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アクスム考古遺跡(エチオピア世界遺産) 2009年4月6日更新

アクスム考古遺跡(エチオピア世界遺産)

【和:アクスムのこうこいせき
【中:
面白テーマ|世界遺産|>アクスム考古遺跡(エチオピア世界遺産)

 アクスム王国の首部アクスムは、エチオピア最古の都。エチオピアの人ごとにとって、自分たちの起源であり「母なる聖都」である。紀元前10世紀頃、イスラエルのソロモン王とシバの女王の間に生まれた、メネリク1世がエチオピア初代皇帝となる。メネリクはそのときアーク(旧約聖書でモーセが神との契約、十戒を記した石板を納めた箱)をエチオピアにもち帰り、アクスムのシオンの聖マリア教会に安置したと、信じられている。
 紅海にほど近いアクスムは、古くから内陸から運ばれてくる象牙の集散地、アラブとの交易の中心地として栄え、4世紀のエザナ王はキリスト教を国教に定め、町は隆盛を誇った。現在はその栄華は見る影もないが、シバの女王の宮殿跡やテクラ・マーヤムの王宮などが近郊に点在している。
最も目を引くのは、130基にもおよぶ巨大なオベリスク(石柱)群だろう。倒壊してしまっているものも多いが、これらは1~4世紀に立てられ、最大のものは高さ33mにおよぶ。頂上部分か丸く、花崗岩の表面に窓や扉、半月状のモチーフなど繊細なレリーフが施されているのが特徴的。現在、本来の場所に立っているのは、1基のみである。出所:世界遺産の旅
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