考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

グレード・ジンバブエ遺跡(ジンバブエ世界遺跡) 2009年4月6日更新

グレード・ジンバブエ遺跡(ジンバブエ世界遺跡)

【和:グレード・ジンバブエいせき
【中:
面白テーマ|世界遺産|>グレード・ジンバブエ遺跡(ジンバブエ世界遺跡)

11~19世紀、現在のジンバブエ共和国を中心に、「黄金の国」として栄えたモノモタパ王国は、ジンバブエ(石の家)と呼ばれる石造建築をあちこちに建設した。最も壮大なのが、ここグレード・ジンバブエ遺跡である。金をはじめとする鉱物資源を採掘し、モザンビーク島やキルワ・キシワニを中継地点として、インド洋貿易で繁栄した。
 プレート・ジンバブエ遺跡は3つの部分に分かれている。現在、博物館にもなっている小高い花崗岩の丘の上に建つ「アクロポリス]には、王宮と宗教儀式を行う場所があった。,11世紀にショナ族がつくったもので、巨大な自然石の間を不整形 の石を積みあげた壁でつないでいる。
 平地にある「神殿」は、15世紀にロズウィ族によってつくられた。長径100m、短径80mの楕円形の石壁で二重に囲われており、円錐形の塔が特徴的。アクロポリスと異なり、立方形に整えられたレンガ状の石を積みあげてつくられており、高度 な建築技術がうかがえる、このアクロポリスと神殿の間には、「谷の遺跡]と呼ばれる、やはり石造りの集落がある。アクロポリスの丘の上から、これらの遺跡全体を見渡すことができる。
 これらの遺跡からは、アラブや中国から渡ったと思われる陶器をはじめ、さまざまな土器や金属品、ビーズが出土している、アクロポリスで発見された石柱の頭部に鳥を彫刻した8個の「鳥神柱」は、現在「ジンバブエ・バード]と呼ばれ、国家のシンボルにもなっている。 出所:世界遺産の旅
関連用語:

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.