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カミ遺跡(ジンバブエ世界遺跡) 2009年4月6日更新
カミ川の西側、2kmにわたって広がるカミ遺跡は、15財紀の中頃にロズウィ族が住居を建てたのが始まり。200年足らずで一度放棄されたが、17世紀になってグレート・ジンバブエ遺跡をモデルに、改良した町並みが新たに築かれ、商業の中心地として発展した。
花崗岩の石壁で覆われた住居は、漆喰を使わずに、石のブロックを積みあげてつくられており、細部に装飾が施されているものも見られ興味深い。クロスヒルと呼ばれる丘には、16[Lt紀のポルトガル宣教師作といわれる、花岡岩を削ってつくった十字架が残っている。また、ドイツやポルトガルなどでつくられた彩色の焼き物、中国の青磁や白磁など、多くの出土品が発掘されており、かなり広い範囲の交易の中心地として栄え、経済が発達していたことを物語っている。16世紀に唐突に町が放棄されたが、その理由は不明である。
これらの遺跡は、今日までほとんど盗掘されていないため保存状態がよく、考古学の研究の観点からも重要な遺跡として注目されている。
出所:世界遺産の旅
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