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オリンピック国立公園(アメリカ合衆国世界遺産) 2009年4月7日更新
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【和:オリンピックこくりつこうえん】 |
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太平洋沖を流れる冷たいカリフォルニア海流からの湿った空気は、オリンピック山地(最高峰はオリンパス山で標高2428m)にぶつかって、西側斜面に年間3000~4000mmの雨をもたらす。温帯では珍しい多雨林はシダ類や地衣類、また針葉樹の樹皮を覆うコケなどの、着生植物の生育を促している。奈良県とほぼ同じ面積(3628k㎡)のオリンピック国立公園は、温帯多雨林だけでなく、氷河の浸食による険しい山々、約90kmにおよぶ未開発の海岸地帯、そして温泉など、いくつもの表情をもっている。シアトルから近いこともあって、訪れる観先客も多い。
地質的にはアメリカ本土と別のプレート上にあるため、園内に3000~5000頭生息するルーズベルトジカをはじめ、シマリス、マス類などの動植物には固有種が多い。また逆に、アメリカ北西部には多いがここにはいないという種もある。グリズ
リー、ヤマアラシ、ナキウサギ、ビッグホーンなど11種で、これらは「ミッシング・イレブン]といわれるものである。出所:世界遺産の旅
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