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ケベック歴史地区(カナダ世界遺産) 2009年4月8日更新
【和:ケベックれきしちく】 |
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カナダ東部、セント・ローレンス川下流の北岸に位置するケベック市は、ケベック州の州都。フランス系の住民が92%を占め、フランス語が公用語として認められている。特に城壁に囲まれた旧市街は、住民の気質や生活習慣にも、フランスの香りが強く残り、フランスの町角に居るような幻想にとらわれる。北アメリカ唯一の城塞都市としても貴重な地区であり、カナダ観光の中心地のひとつになっている.
1608年にフランスの植民地として、シャンプランが砦をディアマン岬のつけ根に築いたことに、ケベックの歴史は始まる。毛皮の交易所として繁栄し、フランスの北アメリカの重要拠点となると、ケベックはイギリスの攻撃目標となった.17~18世紀にかけて、たびたびイギリスの侵略を受け、1763年のパリ利平条約によって、北アメリカのフランス領はすべてイギリス領となった。その後1820~1850年にかけて、アメリカ軍の脅威に備えて、現在残っている城塞と星形の要塞が架かれた。また、この時代にはカナダ最大の港として繁栄し、城塞内の旧市街に行政関連の建物や、教会などが建設された。岸下のセント・ローレンス川沿いには居住区、商業地区のロウアータウンが形成された.城来内の中心はグルム広場で、1892年に建てられたフロントナック状は現在、ホテルのシャトー・フロントナックとして健在で、ケベックの象徴ともいえる。一方、崖下のロウアータウンの中心は、ロワイヤル広場. フランスのルイ14世の銅像が立ち、広場に面してシャンプランの家であった、アビタシオンがある。また、19世紀初頭に旧市街の南部に築造された、シタデル(要塞)には、現れもカナダ陸軍が駐屯している。
出所:世界遺産の旅
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