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オアハカ歴史地区・モンテ・アルバン遺跡(メキシコ世界遺産) 2009年4月10日更新
【和:オアハカれきしちく・モンテ・アルバンいせき】 |
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オアハカは、南シエラ・マドレの山々に囲まれた、温和な気候の都市である。古代追跡、インディヘナ文化、スペイン植民地文化がバランスよくそろった観光の要所でもある。町の中央広場にあるサント・ドミンゴ聖母は、17世紀に建てられたバロック建築の傑作で、内部の豪華絢爛たる黄金装飾は、一見に価する。征服者コルテスが住んだ館「コルテスの家」もバロック様式で人気がある。
オアハカはメキシコ人が「愛国心のシンボル」と慕う、1861年に大統領となったインディヘナのベニート・フアレスの出身地である。
オアハカの西方4kmの地にモンテ・アルバン遺跡がある。スペイン人によって「白い山]と名づけられた追跡は紀元前500年頃、オルメカ文明との文化的交流が始まり、紀元前後には最初の大規模な建造物がつくられた。
最盛期を迎えるのは300~700年頃のサポテカ族の時代で、南北300m、東西200mのソカロ(中央広場)の周辺に、テオティワカン文明の影響を受けた住居や神殿が数多く建設された。またマヤとの交流を物語るI字形の球戯場もある。ソカロの南に位置するピラミッド形の神殿は、頂上からの眺望が素晴しい。南の大基壇は最も大きな建物で、その正面に天文台が45度傾いて住っている。発掘品で最も興味深いものは、「ダンサンテス(踊る人)]と呼ばれる石裂のレリーフである。意味は不明だが、奇妙な格好の人物が表現力豊かに彫られており、300体以上発見されている。
800年頃から、衰退期に入り、サポテカ族は中心地をミトスに移した。モンテ・アルバンは、ミステカ族に征服され、ネクロポリス(墓域)に転用された。1932年に、ここの墳墓から約500点もの金、銀、トルコ石、ヒスイなどでできた装飾品が発掘された。これらは、ミステカ族の王族たちの副葬品と思われる。
1521年、モンテ・アルバンはスペイン人の手に落ち、コロニアル都市へと変貌するのである。出所:世界遺産の旅
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