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キリグア遺跡公園・遺跡(グアテマラ世界遺産) 2009年4月11日更新
【和:キリグアのいせきこうえんといせき】 |
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グアテマラ西部のバナナ農園の中央部に、キリケアの都市遺跡がある。200年頃から町が形成されたが、8世紀までは、50km南のコパンの衛星都市にすぎなかった。 724年、カワク・スカイ王がコパンに挑み、738年に独立を果たした。その後、中火広場で神殿や宮殿、球戯場などの建築が始まったが、残念ながら現在は、それらを見ることはできない。しかし751~805年まで、5年ごとに建立された砂岩の石碑のうち、10余りが現存し、保存状態もよい。
なかでも有名なのが、771年に建てられたステラ(石碑)E。このステラは、地中に埋まった部分も含めて高さが約10.6m、重さが約65tあり、マヤの石碑の中では最大のものである。またヒキガエル、カメ、ヘビなどの獣形神と呼ばれる石碑も多く、なかでも南のアクロポリスにある4m四方の大岩をカメに見立てて神聖文字(ヒエログリフ)や文様を-面に彫った獣形神Pは傑作である。
これらの石碑には、制作年代が刻まれているので、マヤ文明解明の貴重なデータとなった。
彫刻、碑文のヒエログリフは、ともにコパンから流入されたが、技術とデサインはキリグアでさらに洗練されたものになる。偉大なカワク・スカイ王の死後、9世紀の中頃キリグアは滅びた。
出所:世界遺産の旅
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