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カナイマ国立公園(ベネズエラ世界遺産) 2009年4月12日更新
【和:カナイマこくりつこうえん】 |
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ベネズエラの南東部から、ブラジル国境沿いに広がるギアナ高地。その中の一部がカナイマ国立公園として指定されている。標高1000mのギアナ高地には、ペモン族の言葉でテプイと呼ばれるテーブルマウンテンが100以上ある。地質的には先カンブリア代のもので、風雨で軟らかい部分が削られ、硬い岩盤が残って現在のような姿になった。
標高2400mはどのテプイの上部は、コナン・ドイルが小説に描いた『ロスト・ワールド(失われた世界)』だ。岩の柱が林立する湿地帯で、栄養分が少なく、定期的なスコールと強烈な日差しに見舞われたため、植物が独自の進化を遂げた。パイナップル科の原始植物や食虫植物が多く、確認されている約800種のうち77%が固有種である。
世界最大の落差で有名なアンヘルの滝は、悪霊がすむという伝説を持つアウヤン・テプイ(ペモン語で悪魔の山)から、979m下の谷に向かって落ちている。乾期の水量の少ない時期には、滝の水は小さな水滴になり、強風にあおられることもあって、下の方では霧となって飛散してしまう。アンヘルの滝以外にも、チュルン滝、コルティナ滝などがあり、雨期のスコールの後に無数の滝が現れる様は圧巻だ。
国立公園内の熱帯山林地帯には、原始的なカエルが生息し、アナコンダやボアなど巨大なヘビの仲間が多く見られる.数多い固有種の中でも、特に鳥類や昆虫類については数多くの異種が存在し、わかっていないことが多い。出所:世界遺産の旅
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