考古用語辞典 A-Words

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ティエラデントロ国立遺跡公園(コロンビア世界遺産) 2009年4月13日更新

ティエラデントロ国立遺跡公園(コロンビア世界遺産)

【和:ティエラデントロこくりついせきこうえん
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ティエラデントロ国立遺跡公園(コロンビア世界遺産)

 マグダレナ川とカウカ川に挟まれた険しい山岳地帯に、天井や壁など一面に赤や黒の幾何学文様の装飾がなされた地下墓室群がある。先住民パエス族が築いたこの墓室群は、渓谷近くに多く、5つのエリアに点在する。火山岩を掘ってつくられた墓室は、円形もしくは楕円形で、大きいものでは直径12m。墓守の上には縦穴があり、その壁に沿ってらせん状に階段がつけられている。ここから2.5~7mの深さにある墓守に降りていく。特徴的な装飾は、壁に石灰を塗って白い下地をつくり、その上に顔料を使って描かれている。
 この文化が生まれたのは、4~5世紀頃のことらしい。6~10世紀を中心に14世紀頃まで続いたが、どこから来てどこへ行ったか、どんな人びとがこの文化を担ったのか、まったくわかっていない。公園内のエル・タブロンと呼ばれる地域では、サン・アグスティンに見られるものと似た石像が、頭部を破壊された姿で発見されている。サン・アグスティンとの関連については不明だ。出所:世界遺産の旅
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