考古用語辞典 A-Words

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ガラパゴス諸島(エクアドル世界遺産) 2009年4月13日更新

ガラパゴス諸島(エクアドル世界遺産)

【和:ガラパゴスしょとう
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ガラパゴス諸島(エクアドル世界遺産)

 エクアドル本土から西へ960km、13の大きな島と6つの小さな島、さらに40以上の小島からなるガラパゴス諸島は、火山活動によって海底から隆起した島々だ。東側のサン・クリストバル島やエスパ二ョーラ島は300~500万年前、西側のイサベラ島やフェルナンディナ島は100万年前頃にできたと考えられている。溶岩の島なので、諸島にすむ動物たちは風や潮に乗って流れてきたのだろうし、植物は鳥の糞に入っていた種子から根づいたのだろう。外の世界と隔絶された環境で、極めて特異な動植物相が見られるようになった。
 現存する世界最古の爬虫類ガラパゴスゾウガメ(大きいものは体長1.2m、300kgにもなる)、トカゲ類で唯一海に潜って海藻を食べるウミイグアナ、羽が退化して飛べないガラパゴスコバネウ、赤いのと袋が鮮やかなオオグンカンドリなど、多くが固有種だ。しかも、島によって異なる環境に適応して独自の進化をしたため、亜種が多いのも特徴。たとえば、ゾウガメは現在11亜種が生息するし、フィンチ(ホオジロ科の小鳥)は世界の14亜種のうち13亜種が諸島に生息、これに注目して『種の起源』(1859年)を著し、進化論を唱えたのがチャールズ・ダーウィンだ。
 赤道直下ながら寒流のフンボルト海流に洗われ、世界最小のガラパゴスペンギン(体長35cmほど)もすむ諸島は、世界に類を見ない極めて貴重な生態系を守るため、手厚い保護のもとにおかれている。出所:世界遺産の旅
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