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クスコ市街(ペルー世界遺産) 2009年4月15日更新
標高3400m近いこの高地に町が築かれたのは11~12世紀頃。その後、インカ帝国の首都となる。クスコとは、ケチャ語で「ヘソ」を意味し、彼らは世界の中心に位置すると考えていた。インカを征服したスペインは、町を破壊し、新たに町を築いた.現在残る町並みは16~17世紀の殖民地時代のものだが、よく見るとその土台などには、インカ時代のものが使われていたりする.
たとえば、現在の町の中心アルマス広場は、インカ時代のワカイパタ広場だ。これに面するルネサンス様式のカテドラル(1654年完成)は、インカの皇帝の宮殿(キサワカンチャ)の跡に、ラ・コンパーニャ聖堂はワイナ・カパック宮殿の跡に、サンタ・カタリナ修道院は太陽の処女の館(アクヤクーナ)の跡に、それぞれ建てられている。広場から2ブロック南東のサント・ドミンゴ修道院は、太陽の神殿(コリカンチャ)の礎石の上に建てられており、今も見事な石組みを見ることができる.1950年の大地震では、修道院は大きな被害を受けたが、礎石の石組みはびくともしなかった。もうひとつ、インカの石組みを見られるのが、広場から南東にのびるロレト通りだ.200mほどにわたって、カミソリの刃ー枚通さないといわれる精巧な礎石が連なっている。出所:世界遺産の旅
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