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チキトスのイエズス会伝道所(ボリビア世界遺産) 2009年4月15日更新
【和:チキトスのイエズスかいでんどうしょ】 |
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キリスト教諸派のうち、南米のスペイン植民地に最初に渡り、積極的な布教活動を行ったのがイエズス会だ。ボリビアでも、1577年にポトシに聖堂を建て、1592年にはサンタ・クルスに修道院を開いている。やがてイエズス会は、周辺のへんぴな地にまで教えを広めるために、各地に「レドゥクシオン]という集落を築き始めた。これは、先住民をキリスト教化するために、彼らを1か所に集めて宣教師と共同生活を送る伝近所で、1696~1760年の間に現在のサンタ・クルス州に10か所築かれた。世界遺産に登録されたのはこのうち6か所だが、どこもほぼ同一の設計のもとに築かれている。中心に長方形の広場があり、一方に木材と日干しレンガでつくられた聖堂、ほか三方を住居が囲んでいた。
力をもちすぎたイエズス会は政治勢力からにらまれ、1767年には新世界から追放され、レドゥクシオンは放棄されてしまった。出所:世界遺産の旅
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