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サン・ルイス歴史地区(ブラジル世界遺産) 2009年4月16日更新
【和:サン・ルイスれきしちく】 |
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1531年以来ポルトガル人の小さな村のあったマラニョン島に、1594年フランス軍が上陸。1612年には島の西側に要塞を建設し、ルイ13世にちなんでサン・ルイスと名づけた。ブラジルに植民地を広げていたスペイン王フェリペ3世(当時、ポルトガルはスペイン統治下)は、これに危機感を募らせ、軍を派遣し、1615年にはフランス軍を追い払った。ところが、1641年には2000人のオランダ軍が町を占領し、3年間支配した。その後はポルトガル領となったが、この複雑な歴史が、サン・ルイスに独特の雰囲気を与えている。
17~18世紀にかけて、砂糖、次いで綿花の積み出し港として繁栄した。砂糖所業は先住民のインディヘナを奴隷とし綿花産業はアフリカの黒人奴隷を使った。19世紀初頭には、サン・ルイスを中心とするマラニョン州の人口17万5000人のうち、9万人が奴隷であったという。約4000軒の家々は、明るい色調のポルトガル調タイルを使った外壁、繊細な彫金細工のバルコニーつきで、家並みが美しい。
出所:世界遺産の旅
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