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ローマ歴史地区(イタリア・バチカン世界遺産) 2009年4月17日更新

ローマ歴史地区(イタリア・バチカン世界遺産)

【和:ローマれきしちく
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ローマ歴史地区(イタリア・バチカン世界遺産)

 一国の首部でありながら、地下鉄がたった2本、30km足らずしか通っていないのは、地下に未発見の遺跡が眠っている可能性があるからである,ローマは、財界最大の遺跡群をもつ都市、いうまでもなく地上に見える部分だけで、である。次々と現れる巨大な古代遺跡、壮麗なバロック建築、いや、名もない普通の住居の壁が数千年の時を刻んでいたりする。そしてそれらが、車が往来する大通りや、ブランド品の店が並ぶショッピング街などとまったく同居している不思議。  そもそもローマという町は、歴史上重要でなかった時期が一度もない、しかも、最盛期には今のイタリアの24倍もの国土を領有した、ローマ帝国の中心地だった。中世にはキリスト教世界の中心として、ルネサンス期以降は芸術と文化の発信センターとして…… そして、その栄華のひとつひとつを、しっかりとかかえたまま歴史を歩んできた町。無数の遺跡がある、などという言葉では足りない、紀元前の昔からの古代建築とともに、ルネサンス、バロック建築が無数に散らばり、その中に近現代建築があるーーそれがローマという町だ,ゲーテは『イタリア紀行』に、「ローマは私の大学だ,ローマを知ることはすべてを知ることである」と書いている。そんな高邁な向学心をもたずとも、この町を歩けば、とてつもない歴史の蓄積が、時間を超越して存在していることが感じとれる、ただ、「すごい」とつぶやくだけでもいい。例えば、フォロ・ロマーノにたたずみ、かつてユリウス・カエサルが凱旋した時の様子を想像してみる。紫のガウンをはおった将軍カエサルが、二輪馬車に揺られ、中央の「聖なる道」を神殿に向かう。バレードのあとは市民や兵士たち6万人が戦勝の宴に招待されたという、どれほどの熱狂だったことだろうか。有名無名のものすべてに物語がある。そんな歴史のドラマに思いをはせながら、「永遠の都]をそぞろ歩けば、より-層ローマの魅力に浸れるだろう。出所:世界遺産の旅
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