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ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレと小島群(イタリア世界遺産) 2009年4月17日更新

ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレと小島群(イタリア世界遺産)

【和:ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレ
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレと小島群(イタリア世界遺産)

 長靴形をしたイタリアのひざあたり、フランスに続く海岸線をリヴィエラという。ジェノヴァを挟んで西側が、国際的リゾートで賑わい、穏やかで女性的な地域なのに対して、東側は荒々しい男性的な風貌。開発の波を逃れて昔ながらの風景を残す。なかでも、その典型的な美観を堪能できるのが、20kmぼどの間に5つの村がほぼ等間隔に並ぶ「チンクエ・テッレ]から、その先の岬ポルトヴェネーレに至る海岸線と、海上に浮かぶ小島群である。
 岬と入り汪が連なる複雑な海岸線は切り立った絶璧、なんとも壮観な自然景観だが、それだけではない。険しい海岸丘陵に幾重にも重なる見事なブドウの段々畑が広がっている。この不便な土地に住んだ人びとの生活の知恵である。この景観が、自然遺産ではなく、文化遺産に指定されているのは、人の営みがつくりあげた自然美観として高く評価されたからである。出所:世界遺産の旅
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