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シエナ歴史地区(イタリア世界遺産) 2009年4月17日更新
【和:シエナれきしちく】 |
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中世末期にイタリアで最も繁栄していた都市が、シエナである。ルネサンスではフィレンツェにお株を奪われたが、ドゥッチオ、シモネ・マルティーニといった「シエナ派]の画家たちを輩出した。その時代のイタリア・ゴシックの町並みが、現在もそのまま残っている。
3つの丘にまたがって広がる町には、世界一美しいといわれるカンポ広場を中心に、レンガ積みの家々の間を、細い路地や階段が迷路のようにめぐる、どこからでも見える唯一の目印が、横縞横様のドゥオーモの塔だ。白と濃緑の大理石で華麗な彫刻が施されたこのドゥオーモは、ゴシック建築の代表ともいえる。12世紀から400年もかけて建築され、ペストの蔓延で中止されなければ世界一の規模になる予定だった。内部の床は、大理石の象嵌と線彫で描かれた56もの宗教場面で彩られ、素晴しい芸術空間である。出所:世界遺産の旅
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