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サン・ジミニヤーノ歴史地区(イタリア世界遺産) 2009年4月17日更新
【和:サン・ジミニヤーノれきしちく】 |
【中:】 |
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標高324mの小高い丘に広がる町を見あげると、まず目に飛び込んでくるのが、林立するたくさんの塔である。この塔の林こそサン・ジミニャーノの繁栄期の象徴。現在14本だが、最盛期には72本もあったという。中世、自治都市だったこの町は、主要な街道の連結点に位置していたため、交通の要所として大いに栄えていた。貴族たちは、富と権力を示すために、塔をもつ邸宅を競って建てたのである。しかしそんな競い合いも最後には内紛を生み、15世紀にはフィレンツエ共和国の支配下に入ってしまう。そしてその後は、新しい建築物が建つこともなく、ルネサンス文化の影響も足跡を残すことがなかった。現在に至っても、町の姿は、ぴたっと歩みを止めたその時代のままだ。
7つの塔に囲まれたドゥオーモ広場を中心に、それぞれ異なるデサインの塔を眺めながら、そんな中世の町並みをゆっくり散策したい。出所:世界遺産の旅
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