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ミラノの修道院と教会(イタリア世界遺産) 2009年4月18日更新
【和:ミラノのしゅうどういんときょうかい】 |
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レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作として有名な『最後の晩餐]は、ミラノ市街のドミニコ会修道院の大食堂であった壁に描かれている。キリストと12人の弟子が囲む食卓の構図は、完璧な遠近法によって描写され、本来の大食堂であった奥に、もうひとつの食堂があるかのように錯覚する。 縦4.2m、横9.1mのこの大壁画は1497年に完成したが、わずか20年後には顔料が剥落し始めたという。その後改築の影響などで損傷は深まり、修復が繰り返されることとなった。長い歳月を経て、1970年代後半から、大規模な科学的修復が始まり、16世紀に修復に携わったミケランジェロ・ベロッティをはじめ、その弟子たちが、描き足していたことも発見された。 1999年5月、ついに修復が完了し、名画の再現をみた。
この修道院と併せて世界遺産に登録されているサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会は、修道院の付属教会として15世紀後半に建設されたもの。ゴシック様式の教会に、名建築家ブラマンテの設計による、ルネサンス様式のクーポラを頂
いた後陣が増築された美しい教会である。出所:世界遺産の旅
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