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ヴィチェンツァ市街・パラーディオ様式の邸宅(イタリア世界遺産) 2009年4月18日更新
【和:ヴィチェンツァしがい・パラーディオようしきのていたく】 |
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アンドレア・パラーディオは、後期ルネサンスを代表する大建築家である。古代ギリシア・ローマの様式を近代に調和させたその建築は、「均整の芸術」と評され、欧米各地に信奉者を生んだ。 彼の建築は、イタリア北部、ヴェネト地方の至る所で見られるが、ヴィチェンツァはまさにパラーディオの町だ。ヴェネツィア共和国の支配下に入った16世紀に進められた公共建築の刷新を、中心となって手がけたのも彼たった。彼は、もともとあった中世建築を壊すのではなく、新デサインで包み込むことによって、ルネサンスの町並みに仕上げた。町で最大の建築物バシリカは、当時の市庁舎で彼の代表作のひとつ。パラーディオ通りには当時の貴族の邸宅が並ぶ。大きな柱の間に小さな柱で支えられたアーチの連続は、パラーディオ様式の特徴であり、神髄でもある。「陸のヴェネツィア」と評されるこの町を散策しながら、優雅で洗練された美しさを堪能したい。
出所:世界遺産の旅
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