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パドヴァ植物園(イタリア世界遺産) 2009年4月18日更新

パドヴァ植物園(イタリア世界遺産)

【和:パドヴァのしょくぶつえん
【中:
面白テーマ|世界遺産|>パドヴァ植物園(イタリア世界遺産)

 町の中心に、1222年創立の由緒あるパドヴァ大学がある。かつてヴェネツィア共和国の保護のもと、自由で豊かな学究活動が営まれ、かのガリレオやダンテが教鞭をとり、コペルニクスも学んでいたという。とりわけ医学や自然科学の分野では、ヨーロッパ随一の名声を得ていた大学である。
 「オルト・ボタニコ」は、そんな研究活動の一貫として、1545年に造園された。畑でも庭園でもなく、純粋な研突のための、世界初の植物園で、のちの全財界の植物園設計の模範となった,最初につくられた円煙状の区画が現在も残されてる。 これは世界を象徴しているといわれ、周囲には水路が配されていた。泉や彫刻、錬鉄細工などの圏内装飾、温室や排水設備などは、後世になって設置されたもの。現在は、ヤシや熱帯植物など6000はどの植物が育ち、693の他の植物園と種子交換が行われている。初代の円環状の区画には、数世紀を生き延びている植物もある。しかし環境変化が激しい近年、植物のストレスも増え、その再生能力が脅かされているという、熱心な対策が講じられているのはいうまでもない。ここには、科学研究に徹する真摯な姿勢が、設計当初から現在まで綿々と息づいている、パドヴァが「大学の町」といわれ続けている模範的な例である。出所:世界遺産の旅
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