考古用語辞典 A-Words

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ボンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータの遺跡 2009年4月19日更新

ボンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータの遺跡

【和:ボンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータのいせき
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ボンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータの遺跡

 62年、ローマ時代の別荘地であったトッレ・アヌンツィアータ(現オプロンティ遺跡)が、地震で崩壊,79年、住宅街のエルコラーノが、ヴェスヴィオ火山の大噴火による溶岩流に押し潰され、この時、政治・経済の中心地だった商業都市のボンペイは、大噴火の火山灰によって、活動中の町が、突然すっぽりと埋よってしまった。
 長い歳月を経てポンペイは、現在では8割がた発掘された。この遺跡の中を歩いていると、まるでタイムスリップしたかのような現実感を抱くのは、当然のことだろう。大きな円形劇場は、今晩にも2万人もの人びとが集まってきそうだし、石畳に残る轍は、さっき二輸馬車が通っていったばかりのよう。アポロン神殿やヴィーナス神殿は、ここがギリシアの殖民都市だったことを思い出させる。豪華な邸宅は、数十年ほど前にやってきた、ローマ貴族たちのものだ。立派な給水設備は庶民にとっても充実した環境だったろう。彼方にヴェスヴィオ火山が見える。大噴火で町を消滅させたことが信じられないぼど、その穏やかなシルエットが青空に映えている、ポンペイとエルコーラの出土品は、ナポリの国立考古博物館に展示されている。出所:世界遺産の旅
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