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デル・モンテ城(イタリア世界遺産) 2009年4月19日更新
【和:デル・モンテじょう】 |
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デル・モンテ城は、イタリアの長靴形のちょうどくるぶしあたり、ムルジェの丘にそびえる城塞。独創的な美しさであるが、形が珍しい。ハ角形の中庭をハ角形の周壁が二重に囲む。その周壁の8つの角に、やはりハ角形の塔が付設され、手洗い所などがある。古代風の凱旋門型の扉□をくぐると、内部には台形の部屋が8つ、2階にはゴシック様式の装飾窓がある。そして、雨水が屋根の貯水槽から、各部屋に供給されるようになっており機能的にも工夫が凝らされている。
この城かつくられたのは、13世紀半ば、時の神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世による。第5回十字軍を率いてエルサレム開城を果たした彼が、イスラムの攻撃に備えて、200余りの城をつくらせ高たのである。四辺形でないのはこの城だけで、フリードリヒ2世自ら設計に加わったといわれる。広大な地中海帝国を夢みていた彼が、この城こそ、重要拠点と想定していたことがうかがえる。出所:世界遺産の旅
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