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ヴァレツタ市街(マルタ世界遺産) 2009年4月20日更新
【和:ヴァレツタしがい】 |
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面白テーマ|世界遺産|>ヴァレツタ市街(マルタ世界遺産) |
十字軍で活躍していたヨハネ騎士団が、1530年、オスマン・トルコに追われロードス島から撤退したとき、時の神やローマ皇帝カール5世は、彼らに代替地としてマルタ島を与た。ちょうど戦略的に重要地点だったマルタは、彼らの移住によって、対イスラムの最前線となる。1565年の激戦で勝利したのを機に、北東部の岩だらけの沿岸に城壁で囲んだ堅固な要京都市が建設された。騎士団長ジャン・パリソー・ド・ラ・ヴァレットにちなんで命名されたこの町が、ヴァレッタである。騎士団は、病院を設け、教会を建設し、商業の振興を図った。こうして貧しかったマルタに、経済的繁栄が訪れるとともに、芸術文化も開花したのである。
ヴァレッタには、その時代に築かれた褐色の美しい町並みが残っている。周囲を堡塁で固めた城壁の中には、320もの重要建造物がひしめく。騎団長の宮殿は国会議事堂として、団員の宿舎は考古学博物館として、現役の公共施設になっている。巨大な聖ヨハネ大聖堂の絢爛豪華さを見れば、当時の騎士団の権威を想像できよう。 マルタに足跡を残しだのは騎士団以前にもフェニキア、ギリシア、ローマ、ビザンチン、アラブと数多い。騎士団は1798年まで島を支配した。出所:世界遺産の旅
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