考古用語辞典 A-Words

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ハルーサフリエニ地下墓地群(マルタ世界遺産) 2009年4月20日更新

ハルーサフリエニ地下墓地群(マルタ世界遺産)

【和:ハルーサフリエニちかぼちぐん
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ハルーサフリエニ地下墓地群(マルタ世界遺産)

 今世紀初頭、ヴァレッタの郊外パオラのハル・サフリエニの丘で、マルタ島巨石神殿群の一部をなすと思われる遺跡が発見された。岩をくりぬいてつくられた地下建造物で、3層構造になっており、38の石室をもつヨーロッパ最初の石造建築とみられた。500㎡以上の面積があり、それぞれの部屋をつなぐ通路は、迷路のように複雑に入り組んで、侵入者を拒む巧みな構造である。青銅器時代の紀元前2400年頃につくられた神殿で、中央部にある丸天井の四角い部屋は、礼拝堂として使用されていたと思われる。
 発掘の途中でさらなる発見があった。約7000体の遺骨が発見されたのである。この神殿では、後世になって祭儀と同時に埋葬が行われ、地下墳墓としても使われるようになったとみられる。この高度な建築技術と文明をもった人びとは、紀元前2000年には消滅してしまった。その謎はいまだ解き明かされていない。出所:世界遺産の旅
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