考古用語辞典 A-Words

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ラス・メドゥラス(スペイン世界遺産) 2009年4月21日更新

ラス・メドゥラス(スペイン世界遺産)

【和:ラス・メドゥラス
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ラス・メドゥラス(スペイン世界遺産)

 サンティアゴ・デ・コンボステーラの巡礼道沿いの町ポンフェラーダから約23km、シル川のほとりからアクイリアノス山地の斜面に広がるのがラス・メドゥラスだ。何も見えない。ただ黄土色の奇形丘陵がうねるように波打つ不思議な光景だけ。実はこれ、自然の侵食地形ではなく、かつて金の採掘が行われ、その残土が堆積したもの。
 1世紀頃、イベリア半島まで領土を拡げていたローマ帝国は要所に新都市を築くと同時にへんぴな地にも目を向けた。大鉱脈が眠っていたこの地域では、鉱山開発事業を進めたのだ。多くの鉱山のうちでも当地のものが最大規模。採掘は、シル川の水力を巧みに利用していたという。開発から約2世紀後、ローマ人たちは廃坑を残して去っていく。以来、現在まで、人の手がほとんど入ることがなかったため、斜面には、当時の坑道が手つかずで残っており、その事業の規模の大きさと、技術の高さを目にすることができる。 出所:世界遺産の旅
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