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アストゥリアス王国教会・オビエド歴史地区(スペイン世界遺産) 2009年4月21日更新
【和:アストゥリアスおうこくのきょうかい・オビエドれきしちく】 |
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スペイン北西部のアストゥリアス地方は、小さな過疎の村がひしめき、イペリア半島最後の秘境といわれる。しかしここは「レコンキスタ(国土回復運動)」の発祥地として歴史上重要な地である。半島全土に押し寄せるイスラム化の波に抵抗し、少数の精鋭とともにイスラム軍を破ったペラーニョによって、722年に建国されたのがアストゥリアス王国なのである。
この王国は、首部オビエドを中心に、8~10世紀の短い期間に、多くの教会を建造したが、その様式は他に類をみない独特なものだった。古代ローマのバシリカ風の構造で、切り妻屋根の素朴な外観と、半円筒状の細長い身廊、シンブルだが効果的な装飾などが特徴である。
このアストゥリアス様式はロマネスク様式の先駆でもあり、後世の教会建築に大きな影響を与えたといわれる。出所:世界遺産の旅
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