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テルエルのムデハル様式建築物(スペイン世界遺産) 2009年4月23日更新
【和:テルエルのムデハルようしきけんちくぶつ】 |
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イスラム教徒に征服された土地を奪回する「レコンキスタ(国土復運動)」が進む中、12世紀後半、アラゴンもキリスト教徒の手に帰ったが、たまたまテルエルの町では、アラブ人が残ることを許された。ちなみに、テルエルとは雄牛の意味,イスラム教徒たちは角にたいまつをつけた牛を放って攻撃を迎え撃ったという。この町では、その後16世紀に至るまで、キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が平和に共存する。
異文化の混在は、建築様式にも大きな影響を与えた。当時、奪回した町には次々と聖堂が建築されたが、こういった町では、ィスラムの優れた建築技術が取り入れられたのである。イスラムの職人たちは、アラビア語の「ムダッジャン(残留者)」から転じて「ムデハル」と呼ばれ、その建築様式を「ムデハル様式」という.レンガを組み合わせて変形編目にしたり、複雑な幾何学文様を描いたり、寄木細工や彩釉タイルを使用したりといった、独特で変化に富んだ表面装飾が特徴である。テルエルは半日で 一周できるほどの小さな町だが、多くのムデハル様式の教会があり、特に数々の塔が美しい。出所:世界遺産の旅
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