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イベリア半島地中海沿岸岩壁画(スペイン世界遺産) 2009年4月23日更新
【和:イベリアはんとうちちゅうかいえんがんのいわへきが】 |
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地中海に沿った東スペインの、ヴァレンシア、ムルシア地方を含むレヴァンテ地方では、20世紀初めから数多くの岩壁画が発見されている.紀元前8000~前3000年頃までに制作されたといわれるレヴァンテ美術の一群である。ほとんどが、赤、黒、まなどで描かれた彩画で、シカ、ヤギ、ウシ、ウマ、クマなどの動物や昆虫・人間が描かれている.特に人間は、狩猟、闘争、舞踏など、活動の諸相がデフォルメされた描法で生きいきと鮮やかに活写されている。洞密内のものもあるが大多数は岩蔭遺跡で、外気にさらされながらも壁面が成ったのは石筍質の溶解物質が表面を覆っていたことと乾燥する気候のおかげだろう。
レヴァンテ美術の特徴は、こうした動きのある、ストーリー性が盛り込まれた人物描法といわれる.南アフリカのバストランド、北アフリカのリビア砂漠の岩壁画がレヴァンテに似ているという説もあり、発生的・系統的関係の解明が待たれている。
現在、アンダルシア、アラゴン、ラ・マンチャ、カタルーニャ、ヴァレンシア、ムルシアの6地方に点在する700以との岩壁画が世界遺産に登録されており、公開されているのは全体の7割ほど。最多は全体の40%を有するヴァレンシア地方だ。不便な場所もあるが、どこもそれほど観光化されていず、比較的容易に見学できるようだ。出所:世界遺産の旅
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