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コルドバ歴史地区(スペイン世界遺産) 2009年4月23日更新
【和:コルドバれきしちく】 |
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アンダルシア地方のコルドバは、ローマ帝国の支配下では、哲学者セネカも輩出した地方首都であった。当時の橋が今も健在で、この町の基礎を築いた時代を偲ぶことができる。
しかし、なんといってもコルドバの栄華は、8~11世紀である. イスラム王国の首都として隆盛をきわめ、「西方の真珠」と称賛された。人口50万人、モスクの数600以上、バグダットとコンスタンティノープル(現イスタンブール)に並ぶ大都市であった。町の象徴でもある当時のモスク「メスキータ」の巨大さを見れば、その繁栄ぶりが納得できるはずだ.幻想的に林立する紅白のアーチ「円柱の森」の下で、2万5000人もの信者が祈りを捧げていた。イスラムの王たちは宗教的に寛容だったため、ここではイスラム教、ユダヤ教、キリスト教が共存するのみならず、相互にその文化を豊かに育みあっていた。コルドバが他に類を見ないほど、見学に融和した混合文化の町となったのは、この時代の栄華の出場物にほかならない。
この町をキリスト教徒が奪回したのは1236年のこと、他の町と同様、聖堂の建設が行われたのはいうまでもない。16世紀につくられた大聖堂は、なんとメスキータの中央に突如として出現する。モスクの屋根の一部と2層のアーチを支える1000本以上あった柱のうち、150本が取り払われてつくられたのだ。しかし、その大聖堂を見た時の国王カルロス1世は、「どこにでもあるものをつくるために、どこにもないものを壊した」と嘆き悲しんだという。出所:世界遺産の旅
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