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セビ―リャ大聖堂・アルカサル・インデイアス古文書館(スペイン世界遺産) 2009年4月23日更新
【和:セビ―リャのだいせいどう、アルカサルとインデイアスこぶんしょかん】 |
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面白テーマ|世界遺産|>セビ―リャ大聖堂・アルカサル・インデイアス古文書館(スペイン世界遺産) |
「後世の人びとが見て、我々を狂人と思うほど大きな教会を出てよう」――1401年にモスクを取りの壊すことになったとき、セビーリャの大聖堂参事会はこう決定した。約120年かけてでき上がったのが、現代の我々をも圧倒する後期ゴシック様式の大聖堂である。奥行き116m、幅76mという規模はスペイン最大、世界でもバチカンのサン・ヒエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ホール大聖堂に次ぐ3番目。その巨大さに加え内部にも驚かされる。数多くの絵画が美術館さながらに飾られ、サン・アントニオ礼拝堂の祭壇画は世界最大で、キリストの生涯を彫り込んだ金色に輝くレターブルが飾られた内陣の祭壇は、前代未聞の豪華さと、見どころたっぷりである。この大聖堂は、モスクを壊して建てたため、そこかしこにモスク時代の面影が見られる。聖堂としては珍しい幅広の形はもとより、オレンジの中庭にはイスラムの噴水が残る。特に、高さ98mの「ヒラルダの塔」はモスクの尖塔そのまま。華美なアルハンブラなどとは違い、繊細で上品なムワッヒド様式だったため、壊されずにすんだのである。16世紀に塔頂にあった金色の球を取り外し、ルネサンス様式の上層部と塔頂が付け加えられた大聖堂の向かいに建つのがアルカサル。14世紀のヘドロ1世が、廃城を正常として完成させた。イスラムの優れた建築家を呼び寄せてつくらせたといわれ、当初は純粋なムデハル様式だった。改修が繰り返され、ちぐはぐした建築になったが、美しさは充分に残す。同時期のアルハンブラを模した部分も多く、比較してみるのも楽しい。インディアスと古文書館は、コロンブスの自筆文書など、新大陸発見・征服当時の資料を保管する。出所:世界遺産の旅
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