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リスボンのジェロニモス修道院とベレン塔(ポルトガル世界遺産) 2009年4月23日更新
【和:リスボンのジェロニモスしゅうどういんとベレンのとう】 |
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13世紀中頃、ポルトガルの首都となったリスボンは、地中海と黒海を結ぶ貿易の中継地であった。15世紀には、未知の世界に目を向け、先陣を切って外洋に乗り出した。「大航海時代」の幕開けである。「海洋王国ポルトガル」のヒーローはエンリケ王子である。国王ジョアン1世の第3子で、「航海王子」として知られ、自らも現在のモロッコ沿岸都市セウタの征服を果たし、西アフリカ探検やヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓(1498年)などを、奨励・援助した。エンリケ王子の偉業を賛え、ジェロニモス修道院が、マヌエル1世によって創建された。巨大で壮麗、まさに新大陸貿易で繁栄の絶頂にあったホルトガルを象徴するような建物である。マヌエル1世の治世下に生まれた建築様式を「マヌエル様式」という。重厚で優雅なこの修道院は、その最高傑作といえよう。
修道院の西1kmほど先のテージョ(タホ),河畔に「ベレンの塔」がある。 こちらはヴァスコ・ダ・ガマの偉業を賛えて、 リスボン港の監視塔、要塞として建造した。5層構造で、2階に砲台、上階は王族の居室、地下は潮の干満を利用した水年である。マヌエル様式の優雅なこの塔は、未知の海に旅立つ船乗りにとって、やさしく見送り、温かく迎えてくれる母のような存在だったろう。出所:世界遺産の旅
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