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歴史的城壁都市カルカッソンヌ(フランス世界遺産) 2009年4月26日更新
【和:れきしてきじょうへきとしカルカッソンヌ】 |
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カルカッソンヌの二重の城壁は、ヨーロッパ最大といわれている。ここは、フランスとスペインを結ぶ地理的に重要な場所。そのため、古くから争いの舞台になることが多く、城壁都市が築かれたのである。ローマ時代に始まり、スペインとの国境を定めるピレネー条約が締結された17世紀半ばまで、城壁は補強、増築が繰り返されてきた。石が無秩序に並べられた内壁の下の部分に、ローマ時代の面影が残っている。以後この地に平和が訪れると、城壁は無用の長物となり、崩れるままに放置されたが、19世紀に歴史的価値が認められ復元された。
城壁内はシテと呼ばれ、曲がりくねった細い坂道が続く。5つの塔をもつコンタル城は、華麗さはないが風格ある古城の趣がある。ゴシック様式の美しい八角の塔がそびえるサン・ナゼール寺院は、ステンドグラスが見どころ。ステンドグラスは16世紀につくられたもので、ちょうどガラスをダイヤでカットする技術が考案された時期に重なる。その技術が導入される以前のものと以後のものが、同時に見られておもしろい。城壁内は、過去の遺跡ではなく、商店なども営業しており、今も1000人以上の人びとの生活の場となっている。出所:世界遺産の旅
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