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ハドリアヌスの長城(イギリス世界遺産) 2009年4月28日更新
【和:ハドリアヌスのちょうじょう】 |
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2世紀、着々とイギリスまで領土を広げていたローマ帝国も、ここイングランド北部では、ケルト族の侵攻に悩まされた。それを防ぐために、ローマ皇帝ハドリアヌスが122~126年に築かせたのが、この長城。高さ約5m、幅約3mで、以前はカーライルの西のボーネスから、ニューキャッスルの東のウォールズエンドまで、118kmもの長さを誇っていた。
当時、長城の15か所には要塞がつくられ、それぞれ常時500~1000人の兵が詰めていた。 さらにその間にはいくつもの監視用の塔が設けられ、北方の動向をにらんでいた。
ローマ帝国衰退後、イングランドは17世紀までこの長城を、スコットランドに対する防壁として使用していた。イングランドとスコットランドを隔てるこの長城は、明確な境界線の役目をして、ある意味でスコットランドの独立と伝統をも、守っていたのではないだろうか。出所:世界遺産の旅
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