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ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル教会(ドイツ世界遺産) 2009年4月28日更新
【和:ヒルデスハイムのせいマリアだいせいどうとせいミカエルきょうかい】 |
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オットー大帝息子ルードヴィヒがヒルデスハイムに司教区をつくったのが815年。その後オットー3世によって、貴族のベルンヴァルトが司教に命じられた。そのベルンヴァルトが行ったのが聖マリア大聖堂の改築と聖ミカエル教会の建築である。ベルンヴァルトはさまざまな分野に造詣が深く、また斬新な発想をもった人物で、これらの建造物にも、その才が十分に発揮されている。第二次世界大戦時にどちらの建造物も破壊されてしまったが、戦後復元された。
○聖マリア大聖堂
872年に建てられ、聖母マリアに捧げられたこの大聖堂は、1000年頃にベルンヴァルトがバシリカ式に改築した。2度の火災に見舞われながらも、1061年に完成した。その後も改築が重ねられ、ゴシック様式なども取り入れられて、現在の形になった。中庭にある「1000年のバラの木」は、ルードヴィヒにこの地に聖堂をつくるよう、啓示を与えたという伝説がある。第二次世界大戦時に大聖堂とともに焼けてしまったが、1945年、終戦の年に再び花を咲かせ、戦災に沈む人びとを勇気づけたという。
○聖ミカエル教会
ベルンヴァルトによって設計されたドイツ初期ロマネスク様式の教会で、1010年に完成した。ベルンヴァルトの斬新な発想が随所に生かされており、なかでも2本の円柱と、 1本の角柱を交互に並べる「ニーダーザクセンの支柱交替」は有名。中央身廊にはエッサイからキリストへの系譜を描いた「エッサイの樹」がある。1200年頃に描かれたものだ。大きいが、取り外すことが可能であったため、避難させることができ、戦災を逃れることができた。聖堂の地下にはベルンヴァルトが埋葬されている。出所:世界遺産の旅
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