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ロルシュの王立修道院(ドイツ世界遺産) 2009年4月29日更新
【和:ロルシュのおうりつしゅうどういん】 |
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ロルシュにある「王の門」と呼ばれる建築物は、フランク王国カロリング朝期の建築様式による貴重な遺構となっている。二層に分かれたカロリング朝の「王の門」は、王立修道院の楼門であり、現在も町の入口を兼ねている。修道院は764年に建築された。その翌年、殉教者聖ナザリウスの遺骨が納められ、多くの巡礼者が集うようになった。その後、772年にフランク王国の保護下におかれる重要な修道院となった。残念ながら、1090年の火災で修道院の聖堂自体は焼失し、12世紀に建て直されたが、今度は16世紀の三十年戦争で廃墟同然となってしまった。現存するのは12世紀に再建された中央身廊の一部のみである。
「王の門」は、8世紀末~9世紀初頭に建てられ、現存する聖堂よりも古い。カール大帝の戦勝を記念して建てられた儀式場説が有力であるが、その役割ははっきりしない。1984~1985年に行われた発掘調査で、最初に建てられた修道院の礎石が発見され、居住区を取り囲むように聖堂や各施設が存在していたことが判明した。出所:世界遺産の旅
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