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ヴィースの巡礼教会(ドイツ世界遺産) 2009年4月29日更新
【和:ヴィースのじゅんれいきょうかい】 |
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シュタインガーデンの旅籠の屋根裏深くに置かれていた「鞭打たれるキリスト」の木像。シュタインガーデン修道院の修道士によってつくられた像で、あまりにも痛々しいキリストの姿が、見る人びとにショックを与えすぎたので、人目に触れぬようしまわれていたものだ。
あるとき近郊のヴィースの村に住むマリアが木像を見つけて自分の家へ持ち帰った。毎日のように祈りを捧げていると、1738年6月14日、木像のキリストの目から涙が流れ落ちたという。
その奇跡の話が人びとに広まり、マリアの家に巡礼とに訪れる者が現れた。司教側は奇跡は認めないものの、巡礼を奨励したので、巡礼者の数は増え続け、1740年には小さな礼拝堂が出てられた。それでも対応できないほどに巡礼者が増えたので、1746~1754年にかけて建築家ドミニクス・ツィンマーマンによって、ロココ様式の聖堂が建てられた,この聖堂がヴィースの巡礼教会(正式名は「鞭打たれるキリストの巡礼聖堂」)である。落ち着いたクリーム色の壁で、素朴な外観に対して、内部はロココ様式の華やかな装飾に満ちあふれている。楕円形の身廊はツタと天使に覆われ、天井フレスコ画は、宮廷画家のヨハン・バプティスト・ツィンマーマンの手による『キリストの再臨』。出所:世界遺産の旅
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