メッセル・ピットの化石遺跡（ドイツ世界遺産）　2009年4月30日更新

メッセル・ピットで化石が発見されたのは1875年のこと。以後、発掘が行われ、数々の化石が発見された。メッセル層と呼ばれる地層は、乾くと崩れてしまうため、残念ながら化石を保存しておくことはできなかったが、近年、合成樹脂で固める技術が開発され、化石の保存が可能になった。発掘された数千方年前の動植物の化石は、膨大な数におよぶ。その種類は、プロパレオテリウム（ウマの祖先の一種）やサンショウウオ、魚類、鳥類、昆虫類、植物類など多岐にわたっている。
自然史の宝物庫として世界遺産に登録されたが、実は登録前にこの場所を、廃棄物の投棄場にしようという計画があった。幸いにもその計画に反対する市民たちの、16年にもおよぶ運動のおかげで、計画は中止された。出所：世界遺産の旅
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