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ケルン大聖堂(ドイツ世界遺産) 2009年4月30日更新
【和:ケルンだいせいどう】 |
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ケルンの歴史は、紀元50年のローマ帝国のアグリッピナ植民都市にまで、 さかのぼることができる。このケルンの町の中央駅すぐそばに建つ大聖堂は、完成まで632年もの歳月を費やしている。カロリング朝時代に建てられた素朴な聖堂が、火災で失われ、再建されたものの、新たに大規模なものに建て直されることになった。その新しい聖堂がケルン大聖堂だ。
大聖堂の着工は1248年のこと。少しずつ建設が進められていったが、1560年頃に資金不から中断。このままうち捨てられたかもしれなかったが、1814年に、運よく14世紀初期のオリジナル図面が見つかり、建設中断から3世紀近くたった1842年に再開された。そして、1880年にようやくケルン大聖堂は完成したのだ。長い中断期間があるが、それも無駄ではなかった。結果として、その間に起こった聖堂改築の嵐を避け、ケルン大聖堂は中世ゴシック様式を忠実に再現することができた。入口の門を入ると、右手にはバイエルン王によって奉納されたステンドグラスがあり、左手には「聖キアラの祭壇」がある。そして身廊をまっすぐ進むと、聖歌隊席をへて祭壇へと至る。祭壇には金細工の棺が置かれ、「マギの遺物」が収められている。
巨大な2つの尖塔は高さ157m。南塔の509段の階段を昇れば、95mの展望台に到達できる。建設開始当初は、宗教建築物としての意味しかもたなかった大聖堂であるが、ケルンの市民たちは、良い時をへて完成した大聖堂を、ケルンのシンボルと考えている。出所:世界遺産の旅
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