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ブリュールのアウグストゥスブルク宮殿と別邸(ドイツ世界遺産) 2009年4月30日更新
【和:ブリユールのアウグストゥスブルクきゅうでんとべってい】 |
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ケルンにほど近いブリュールは、鷹狩りをするには最適の場所だった。鷹狩りを好んだケルンのクレメンス・アウグスト大司教兼選帝侯は、この地に狩猟用の別荘となる宮殿をつくらせる。宮殿は1728年に完成したが、すぐに建て直された。
当初建てられたのは、中世風の質素で慎ましやかな宮殿だったが、兄でバイエルン選帝侯であるカール・アルブレヒトが、身分相応な今風のものを建てた方がよいと意見し、クレメンスも同意した。その結果、完成してすぐに改築をすることになったのだ。
新しい宮殿は、 ミュンヘンの建築家キュヴィイェによって手掛けられ、フランス・ロココ様式を取り入れた、アウグストゥスブルク宮殿が完成した。内部装飾に関しては、ヨーロッパ中の芸術家が集められ、彼らに自由に仕事をさせた。そのため、伝わるうちに変化していったヨーロッパ各地のロココ様式が、この宮殿を見て司るだけでうかがうことができる。
宮殿から2kmほどの森の中には、狩猟用別邸のファルケンルストがある。 ドイツ・ロココ様式の華麗な建物で、やはりキュヴィイェによって建築された。内部には「漆の間」という中国風の部屋がある。当時、中国人は高尚で、思い悩むこともないという考えが広まっており、それにあやかろうとしたのでは、といわれている。
出所:世界遺産の旅
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