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ザンクトロガレン修道院(スイス世界遺産) 2009年4月30日更新
【和:ザンクトロガレンしゅうどういん】 |
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612年、 アイルランド僧ガルスがボーデン湖の南の小さな谷に、小さな庵と礼拝堂を建てたのが始まり。8世紀に入って司祭オットマーによって修道院が建てられ、ガルスから名をとって、ザンクト・ガレン修道院と名づけられる。
学問・科学などで、西ヨーロッパ中に名をはせたこの修道院には、次第に多くの人が集まり、繊維産業や酪農などが盛んになった。修道院を中心に、谷の中の小さな町は、谷の外へと広がる大きな町となった。そして、その中心となったザンクト・ガレン修道院の名から、この地方をザンクト・ガレンと呼ぶようになったのである。
修道院自体は、火災での焼失や、宗教改革での破壊にあい、現在のような姿になったのは、18世紀になって再建されてからである。
ザンクト・ガレン修道院がヨーロッパに残した足跡を、1000年以上前の写本や初期印刷の書物などが2000近く所蔵される。付属図書館で見ることができる。寄せ木細工の大広間は、スイスのロココ様式の傑作のひとつである。出所:世界遺産の旅
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