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ヴルコリニェツ(スロバキア世界遺産) 2009年5月7日更新
【和:ヴルコリニェツ】 |
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ニーズキー・タトラ山地にあるヴルコリニェツは小さな村である。村人に「ヴルコ(狼)」を仕留める猟師がいたことから、その名がついた。
家のつくり方は、中世から守られ続けた建築方法で、どれもほぼ同じである。石を積みにげて土台を築き、その上に丸太をのせる。入母屋造りの平屋建ての家は、部屋数が3つ、そして人母屋の屋根は細く切った板で柿葺きにする。また、木の壁には土を塗り、その上に漆喰を塗って白く仕上げる。中世の雰囲気を伝えるこの村の伝統的な家の完成である.
村には村人の住居だけでなく、1770年に建てられた石の台座をもつ木造の鐘楼や、1875年に建てられた木造の聖母聖堂もある。今ある家々も、ほとんどがこの頃に建てられたものである。
現在、このヴルコリニェツには45戸の木造家屋が保存されている。1977年より国の文化遺産となり、1993年には世界遺産として登録された。それにともなって、政府による建物の修理なども行われるようになったが、過疎化と修理する手段が見つからず、伝統的家屋の維持は難しくなっている。出所:世界遺産の旅
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