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シュコツィアン洞窟群(スロベニア世界遺産) 2009年5月7日更新
【和:シュコツィアンどうくつぐん】 |
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国土の半分近くが石灰岩のスロベニアには、現在6000以上の鍾乳洞がある。その中でもシュコツィアン洞窟群は保存状態がよい。古生代石炭紀に起源をもち、長さ5km、幅230mの規模をもつこの洞窟群は、雄大で豊富な形態をもつ。
付近の山を源とするレーカ川は、ここシュコツィアンで地表から地下に潜り、洞窟内地下130mの深さを2.5kmにわたって流れる、世界最大の地下渓谷である。ほかにも「ルドルフ大聖堂」と呼ばれる石灰華(温泉などにできる炭酸カルシウムの沈殿物)が堆積してできた石灰段丘や、巨大な石筍が広がる「大広間」、 ドリーネと呼ばれる地底湖、滝など、さまざまな造形を洞窟内に見ることができる。1905年には、洞窟群の中で地質学的にいちばん古い「沈黙の洞窟」が発見された。洞窟で冬眠するユキハタネズミや、ゴジュウカラ科のカベバシリなどのほか、キクガシラコウモリのような珍しい動物も生息している。出所:世界遺産の旅
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