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プリトヴィッチェ湖群国立公園(クロアチア世界遺産) 2009年5月8日更新
【和:プリトヴィッチェこぐんこくりつこうえん】 |
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蛇行しながら広葉樹林の中を流れるプリトヴィッチェ川は、最も高い標高639mの湖から、いちばん低い標高15mの湖まで、階段法に存在する16の湖と、それぞれを結ぶ92の滝を通って、コラナ川へと流れ込んでいく。エメラルドグリーンの輝きをもつ湖から、水が滝となって流れ落ちていく様は、壮大で美しい。
プリトヴィッチェ川がこのような珍しい景観となった起因は、河川の炭酸カルシウム濃度の高さである。川底の傾斜が急な所で沈殿した炭酸カルシウムが、石灰華を形成し、次第に川の水をせき止め、いくつもの湖が形成された。自然が織りなす美の造形には、驚くばかりである。
プリトヴィッチェ湖群国立公園は、そのプリトヴィッチェ川を中心に、194.62k㎡という広大な面積をもつ。その人部分は森林地帯を形成し、ダマジカやヒグマ、オオカミ、ワシミミズク、カワセミなどの動物たちも多く生息している。
1991年のセルビアとの戦争の舞台となり、一時は危機に瀕する世界遺産に登録されたが、クロアチアが保全措置をとり、1997年にその登録リストからはずされた。出所:世界遺産の旅
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